仕事の効率を上げるコミュニケーションの技術

仕事の効率を飛躍的に向上させるコミュニケーションスキルに焦点を当てています

2024-01-01から1年間の記事一覧

フロー体験:熟達への情熱を育む

前回のダニエル・ピンク氏の「モチベーション3.0」に関する記事では、自律性と4つのTについて紹介しました。前回の記事はこちら:自律性を高める:「モチベーション3.0」の実践 - 職場でのコミュニケーションを軽やかに! (hatenablog.com)今回は、「マスタ…

中間管理職のための職場力向上ガイド

以前からご紹介している「あなたが部下から求められているシリアスな50のこと(濱田 秀彦)」の続きです。前回までの記事はこちら:中間管理職のための指南書:部下からの要望を理解する - 職場でのコミュニケーションを軽やかに! (hatenablog.com)未来を見…

自律性を高める:「モチベーション3.0」の実践

「モチベーション3.0」はダニエル・ピンクによって提唱された、「やる気」にフォーカスを当てた働き方の概念です。国内では2010年に発刊され、既に15年ほどが経過していますが、職場への浸透はまだまだ、という感覚です。「モチベーション3.0」を支える3つの…

時間は貯金できる:日常生活の賢い習慣例

新年度が始まり、多くの方が新しい生活を送っていることでしょう。職場でのTIPSとは異なりますが、私生活での効率化を図ることで、生活のストレスを減らし、より質の高い生活を送ることができます。例えば、Tシャツなどの上着を洗濯後、干してから畳んで収納…

1分ジャーナリングで変わる日々

1日たった1分で時間との向き合い方が変わる方法は数多くあります。このブログで何回かに分けて1分間習慣についてご説明します。試してみて、気に入らなければ他の方法を試してみるのも良いでしょう。例えば、1分間ジャーナリングがあります。できれば大きな…

会議の目的を見失わないためのシンプルな方法

「今日の会議は延々と前置きが続きそうだな」「目的が不明確で終了時間が見込めないな」と感じる会議があります。そういったときに、冒頭で問いかけるだけで、主催者も参加者も気づきが得られる一言があります。それは、「この会議が終わったときに、どうい…

未来を見据えるリーダーシップ:部下が求める仕事力

「あなたが部下から求められているシリアスな50のこと(濱田 秀彦)」を以前にご紹介しました。中間管理職のための指南書:部下からの要望を理解する - 職場でのコミュニケーションを軽やかに! (hatenablog.com)前回は「人間力」でしたが、今回は「仕事力」…

思考停止からの脱却: "できない"から"できるかも"へ

新年度が始まり、様々な対話の機会が増えました。その中で、「もったいない」と感じる瞬間がありました。それは、質問されたり、何かを依頼されたりした時に、「わからない」「できない」とすぐに思ってしまうことです。確かに、すべてを知っているわけでは…

マインドセットで会議の生産性を高める

会議に参加する際、皆さんはどのようなことを考えていますか?会議のルールはしばしば、「一人一回は発言を」「自分の立場を明確にする」「建設的な反論を」「内職禁止、携帯OFF」といった具体的な行動レベルで定められています。しかし、行動を制限すること…

「信念を生かす目標管理」:MBBでチームを動かす

新年度が始まり、多くの職場で目標設定の準備が進んでいることでしょう。従来の目標管理はMBO(Management by Objective、目標管理)として知られ、主に客観的指標に基づいて行われてきました。しかし、MBB(Management by Belief、思いによるマネジメント)…

指示出しの悩みをプチ解消:上司としての一歩目

新年度が来週から始まります。新しい職場で新しい部下に指示を出す立場の方もいるでしょう。最初は状況が掴めず、「どのような指示や依頼をすればいいのか」と戸惑うこともあるでしょう。「間違った指示を出してしまったらどうしよう」と不安に思うこともあ…

声の高さが与える影響とは?トーンを落としてみる

話す雰囲気を変えたい時、簡単な方法があります。それは、声のトーンを少し下げることです。普段、私たちが話す時の声の高さや抑揚を観察すると、特に男性は単調な傾向があることに気づきます。一方で、明るい声色の人は自然と抑揚がつくものですが、それが…

相手の面子を守る:自尊心を大切にする会話術

私は人との会話において、相手の自尊心をどれほど大切にしているかを意識しています。会話の内容がどんなに素晴らしくても、一言で相手を傷つけてしまえば、次の心地よい会話は望めなくなります。このことを忘れないように、D・カーネギーの「人を動かす」に…

「無知の姿勢」で聞く:コミュニケーションを変える聴き方

私たちはよく、人の話を聞きながら、話の先を読んだり、次に何を言おうか、どう反応しようかと考えがちです。その結果、相手の話を途中で遮ってしまったり、自分の経験を話したり、反論やアドバイスをしてしまうことがあります。自分の考えに集中しすぎて、…

変わらない美徳:同僚を褒める新しい視点

あなたが同僚や部下を褒めたいと思っても、褒めるべき点が見つからないこともあります。特に、「あいつはいつまで経っても変わらない、だから褒めるところがない。」と感じるとき、試してみてほしい方法があります。それは、「変わらないところを褒める」と…

自信のなさを乗り越える実践的な問いかけ

Z世代の中で、自分に自信を持っているのは3人に1人と言われています。SNSが中心のコミュニケーションでは、常に自分より優れた人々が目に映り、これが自信の欠如に繋がっている可能性があります。 「自分に自信」は3人に1人 Z世代の「私なんて」感覚を生んだ…

会議の発言マトリクスで参加者と組織の思考を解析

会議中の発言をマトリクスに当てはめるだけで、参加者や所属組織が、どのような思考で動いているかを把握する方法があります。この方法は、言葉を並べて説明するよりは、実際のマトリクスを見ていただいた方が早いでしょう。 マトリクスの中の質問は、あくま…

中間管理職のための指南書:部下からの要望を理解する

「あなたが部下から求められているシリアスな50のこと(濱田 秀彦)」という本を読んでいます。発刊は2012年で10年以上を経てもなお、近所の書店では平積みされています。年度末で人事異動も多く、こうした指南書が求められる時期だからかもしれません著者は…

相手に敬意を表す、たった一つの質問

会話の最後に使うことで、相手に深い敬意を表すことができる言葉があります。その言葉を思いついたのは、インターネットプロバイダのコールセンターに電話した時でした。自宅のインターネット接続ができず、さらに契約情報の書類を紛失してしまったため、問…

1on1面談で本音を引き出す:同僚への視点で面談を深める

1on1の面談では、信頼関係を築くことが非常に重要です。相手が自分の感情や状況をオープンにするためには、安全な環境を作ることがカギです。例えば、非言語的コミュニケーションに注意を払い、相手の表情や声のトーンから感情を読み取ることが効果的です。…

忙しい人のための時間管理テクニック: ブライアン・トレーシーの法則とは?

私が職場でよく受ける相談の一つに、「何かよい時間管理術はないですか?」があります。時間は誰にとっても平等な資産で、1日24時間と限られています。それだけ、働く人にとってはマネジメントが切実に必要な資産なのでしょう。私自身も、時間を増やしてあげ…

Z世代が感じる仕事のやらされ感を軽減するために

「働く」とは、「傍(はた)を楽にする」こととも言われます。自分の仕事が他人や何かの役に立っていると感じられれば、仕事のやらされ感は自然と薄れるでしょう。特にZ世代の若手社員にとって、この実感は非常に重要です。若者は自己成長を優先するとよく言…