仕事の効率を上げるコミュニケーションの技術

仕事の効率を飛躍的に向上させるコミュニケーションスキルに焦点を当てています

中間管理職のための職場力向上ガイド

以前からご紹介している「あなたが部下から求められているシリアスな50のこと(濱田 秀彦)」の続きです。

前回までの記事はこちら:

中間管理職のための指南書:部下からの要望を理解する - 職場でのコミュニケーションを軽やかに! (hatenablog.com)

未来を見据えるリーダーシップ:部下が求める仕事力 - 職場でのコミュニケーションを軽やかに! (hatenablog.com)

前回は「仕事力」に焦点を当てましたが、今回は「職場力」について、3つのポイントを選び、詳しく見ていきましょう。

「しつこく報連相を求めないでほしい」

著者は、適度な距離感が部下との関係構築における鍵であると述べています。報連相が全くない状態も問題ですが、過度に求めることは、信頼関係の未成熟さを示しているかもしれません。本書では、報連相に対して感謝や承認の言葉を返し、報連相の報酬性を上げることを推奨しています。

「忙しい理由を知らせてほしい」

部下に報連相を求めるならば、自分自身も透明性を持って情報を共有する必要があります。忙しいことは見た目でわかるかもしれませんが、忙しい理由を共有することで、部下の協力を得やすくなるでしょう。また、部下が「今は不急の相談を控えよう」と考えるきっかけにもなります。

「みんなで決めたことをひっくり返さないでほしい」

時には、職場の運営を部下に任せてみることも大切です。しかし、部下が決めたルールを「これではダメだ」と一方的に変更すると、部下のモチベーションは低下します。もし既に腹案があるなら、最初から自分で決定するか、信頼できる部下と事前に相談した上で、協議の進行役を任せると良いでしょう。

次回は、「育成力」に焦点を当ててみます。