「あなたが部下から求められているシリアスな50のこと(濱田 秀彦)」を以前にご紹介しました。
中間管理職のための指南書:部下からの要望を理解する - 職場でのコミュニケーションを軽やかに! (hatenablog.com)
前回は「人間力」でしたが、今回は「仕事力」について考察します。特に印象に残った3つの項目を選んでみました。
「先見性を持ってほしい」
先を見通すこと、ましてや、将来を当てることは難しいことです。その一方で、多くの人が将来像や予測をせずに物事に取り組む傾向にあります。一定の未来予測に基づいて行動することで、予測が外れた際に早期に気づき、危険に備える行動を取ることが可能になります。
「ビジョンを示してほしい」
この職場で働くことによって得られる成果や、働く人々の成長を描くビジョン(鮮やかな理想イメージ)は、自身と周囲のモチベーションを変える力を持っています。周囲の意見を取り入れながら、刺激的なビジョンを描ければ、仕事への動機付けが自然と生まれます。ワクワク感のあるビジョンにより、仕事への動機が自走していきます。
「早く判断してほしい」
先見性(将来予測)とビジョン(鮮やかな理想イメージ)を示すことは、自分の思考軸や価値観を明確にし、共有することにつながります。これにより、部下は自分で判断しやすくなり、あなたが賛同しやすい提案をしてくる可能性が高まります。これが迅速な判断に繋がるのです。
次の機会には、本書から「職場力」を取り上げます。
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