仕事の効率を上げるコミュニケーションの技術

仕事の効率を飛躍的に向上させるコミュニケーションスキルに焦点を当てています

マインドセットで会議の生産性を高める

会議に参加する際、皆さんはどのようなことを考えていますか?

会議のルールはしばしば、「一人一回は発言を」「自分の立場を明確にする」「建設的な反論を」「内職禁止、携帯OFF」といった具体的な行動レベルで定められています。しかし、行動を制限することで場を管理しようとしても、参加者の思いや感情が一致していない場合や、会議に対して否定的な場合、質の高い行動は生まれません。

例えば、会議が始まる際に、「面倒くさい」「今日の決定には何が何でも反対」「どうせ結論は決まっている」といった否定的なマインドセットを持っている場合、その参加者の行動は会議に悪影響を及ぼします。何も行動せず黙っているだけでも、そのような感情は表情や態度に現れ、会議の雰囲気を損ねることになります。

そこで、同僚に対しては、「会議に参加する際は、〇〇という気持ちで臨みませんか」と提案するようにしています。それは、発表者を支援することであったり、見落としがちな点を指摘することであったり、会議の目的や状況に応じて変わります。重要なのは、抽象度を高め、マインドセットに近いことをお願いすることです。そうすることで、良いマインドセットから良い行動が生まれる可能性が大いに高まります。